2022年10月24日
Continuous Integration
Harnessは、Harness Continuous Integration(CI)モジュールに、市場最速のCIビルドを実現する新機能と、フルマネージドクラウドサービスとしてホスト型ビルドを提供することを発表します。
Harness Continuous Integration (CI) モジュールの機能強化を発表します。この機能強化は、市場最速のCIビルドと、フルマネージドクラウドサービスとしてのホスト型ビルドを提供することを目的としています。新しいCache Intelligence、強化されたTest Intelligence、スターターテンプレートにより、Harness CIのSaaSとオンプレミスの両方で、さらなる時間短縮を実現します。
Harnessの新しいCI機能は、お客様にワールドクラスの開発者体験を提供するというHarnessのコミットメントを示すものです。これらの新しいCI機能は、5万人以上のアクティブユーザーを持つ、活気あるコミュニティーで有名なDroneのオープンソースをバックボーンに、スピードとシンプルさの両方を実現しています。
Harness CIのホスト型ビルドでは、開発者はそのために必要なインフラの負担を一切負うことなく、わずか1分でパイプラインを作成・実行することができます。サーバーのビルドファームのプロビジョニングやクラウド上のテストシステムを手動でオフにするなどの負担のかかるプロセスを取り除くことで、開発者はコードを書くことに時間をかけられます。そして、ビルドを迅速に完了するために必要な材料の処理に、時間をかけずに済むようになるのです。
Harness CIのホスト型ビルドは、フルマネージドクラウドサービスとして提供され、高可用性とビルトイ ンのバックアップおよびリカバリーにより、ビジネスの継続性を確保します。また、Policy as Codeや事前定義されたテンプレートを使用して、チームやリポジトリー間でプロセス、セキュリティー、およびコンプライアンスを定義、拡張できることも、企業組織にとっては大きなメリットです。これらの機能により、組織全体で一貫したプロセスを作成し、実施することが容易になります。
ホスト型ビルドは、フリー、チーム、エンタープライズの全てのサブスクリプションレベルで提供されます。この新しい価格モデルでは、使用するターゲット環境の種類(OSの種類、マシンリソースなど)に応じて、ビルド実行時間の支払いにクレジットが使用されます。新規ユーザーは、サインアップ時に2000クレジットを無料で利用できます。これは、Linuxシステムで約2000ビルド分に相当します。
ビルドの実行を待つ時間は、ソフトウェアのデリバリーにおいて開発者に影響を与える一般的で苦痛な問題です。貴重な開発者の時間は、ビルドの完了を待つよりも、顧客のために差別化機能を作成することに費やした方がよいに決まっています。Harness CI独自のCache Intelligenceは、機械学習(ML)を利用してJavaやNode.jsのよく知られたディレクトリーを自動的にキャッシュし、計算処理能力の過負荷を避けることでパイプライン実行時間を短縮し、ビルド時間を劇的に減少させることができます。Cache Intelligenceにより、開発者はビルドの終了を待つ時間を減らし、コーディングやデバッグにより多くの時間を割くことができるようになります。Harnessは、Harness CI内のインテリジェンスを活用することで、開発者は労力をかけずにビルド速度のメリットを得ることができます。
Harness CI独自のテストインテリジェンス機能は、必要なテストを分割して同時に実行するテストコンカレンシー機能を追加し、さらなる時間短縮を実現します。Harness CIのTest Intelligenceは、コードの変更点に基づいて必要なテストのサブセットを決定し、どのテストが選択されたのか、その理由を可視化することができます。必要なテストが特定された後、これらのテストは同時に実行され、品質を損なうことなくビルド時間をさらに短縮します。Test Intelligenceはビルドサイクルを最大90%短縮するため、開発者はビルドの終了を待つために貴重な時間を浪費することがなくなります。
チームが地理的に分散し、開発環境がより複雑になるにつれ、新しい開発者のオンボーディングに3~4週間もかかることがあります。Harness CIは、.Net、Java、Go、Node.js、Python、Ruby、PHP、Rustなど、ほとんどのプログラミング言語用のスターターテンプレートによって、開発者のオンボーディングを迅速化しました。言語固有のテンプレートにより、開発者は依存関係を探すことや、開発の開始を遅らせる、独自の環境を作成する必要がなくなります。Starter Templatesを利用することで、開発者はパイプラインの構築と実行をより迅速に開始でき、新しいツールやシステムの使い方を学ぶ時間も短縮されます。サーバービルドファームの構築と管理をする場合、オンプレミスでのホスティングもオンボーディングを遅らせる可能性があるため、Harness CIのSaaSを利用することで、オンボーディングのプロセスをよりスピードアップできます。
さらにHarnessは、スキーマ検証やオートコンプリートの推奨機能を備えたインテリジェントなYAMLエディターを提供し、設定作業を迅速に行えるようにします。また、Harnessのビジュアルパイプラインエディターは、パイプラインの構築、デバッグ、実行を迅速に行うためのガイド付きエクスペリエンスを提供します。あらゆるレベルの開発者が、骨折り仕事を減らし、好きなこと、つまりコードを書くことに時間を費やすことができるようになります。
さらに、Harness CIはDockerランナーを追加し、WindowsとLinuxに加え、Mac OSもサポートするようになったため、開発者はどこでもパイプラインを実行できるようになりました。
Harness CIがいかに高速であるか、ご自身の目でお確かめください。Harness CIは、パフォーマンスを最適化するだけでなく、開発者の体験を考慮した設計になっています。今すぐ無料トライアルを開始しましょう。
この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。