2022年3月23日

ニュース

製品アップデート

カオスエンジニアリング

ChaosNativeがHarnessに参加します!

本日、LitmusChaosコミュニティーに発表できることを嬉しく思います。LitmusChaosプロジェクトの主要スポンサーであるChaosNativeは、スケーラブルなカオスエンジニアリングを企業向けに拡張するためにHarnessに参加します。

 

By Uma Mukkara

01.-Design_Blog-header-1-tablet.webp

本日、LitmusChaosコミュニティーに発表できることを嬉しく思います。LitmusChaosプロジェクトの主要スポンサーであるChaosNativeは、スケーラブルなカオスエンジニアリングを企業向けに拡張するためにHarnessに参加します。

 

LitmusChaosは、本番環境におけるクラウドネイティブサービスの耐障害性を向上させ、信頼性を構築する必要性から生まれました。Kubernetesベースのマイクロサービスに対して、すぐに使えるカオス実験を提供することから始まり、最終的には、マルチテナンシー、SLO検証、カスタムワークフローなどをサポートし、さまざまなアプリケーションやインフラのターゲットに対してカオスエンジニアリングを実行するエンドツーエンドのフレームワークに発展してきました。プロジェクト開始以来4年間、コミュニティーの関与がLitmusの使用、コードの貢献、フィードバックにおいて継続的に増加しました。CNCFのインキュベーティングステータスを獲得したことは、Litmusの採用が成熟したことの証であり、現在、クラウドネイティブなDevOpsにおけるカオスエンジニアリングの新しい使用例を模索、特定する大きな機会を迎えた段階です。

 

私たちはずっと、カオスエンジニアリングをDevOpsの中で当たり前のものにするために、すべきことが多くあると信じていました。私たちは、これは運用担当者だけのものではないと言い続けてきました。Litmusは、CI/CDパイプラインでの利用を中心に、この1年で飛躍的な成長を遂げました。KubeCon、CDCon、Chaos CarnivalなどのカンファレンスでLitmusに関連するいくつかのユースケースが発表され、シフトレフトという考え方はコミュニティー内で大きな評価を得ました!CI/CDの領域に関する深い専門知識と豊かな理解を持つHarnessチームと手を組むことで、私たちはこの動きにさらに注力し、開発者がデリバリーサイクルの早い段階で問題を特定できるようになると信じています。Harnessの一員になることで、カオスエンジニアリングを開発者に届けるという私たちの努力はさらに加速するでしょう。

 

とはいえ、既存のユーザーをサポートし、SREコミュニティーに対応するために、コア、すなわちカオスオーケストレーションサービスとフォールトライブラリーの改善にこれまで以上に力を注いでいます。Litmusには、切断された環境やエアギャップ環境のサポート、イベントや監査ログによる観測性の向上、Kubernetes/プラットフォームサービスのアカウントとカオスユーザーのマッピング、秘密管理プラットフォームとの統合、インシデント対応システムへのフック、ガイド付きゲームデーオーケストレーションなど、SREを支援する多くの新機能を提供する予定です。

 

Harnessの一員として、私たちはLitmusのコミュニティーファーストの価値を維持しながら、統合、新しい障害注入/実験、改善されたカオスダッシュボードに関する重要なロードマップの項目を提供するために、引き続き支援します。

 

チームはクラウドネイティブなカオスエンジニアリングの積極的な支持者であり続け、毎月のミートアップやワークショップ、CNCFのイベントへの参加も従来通りです。さらに、カオスエンジニアリングの知識を広める努力の一環として、Litmusに関する認証制度の創設も目指していますので、ご期待ください。

 

LitmusChaosのユーザー、ChaosNative、CNCF、そしてカオスエンジニアリングコミュニティー全体のアーリーアダプターのお客様、そして一緒にミッションを続ける機会を与えてくれたHarnessに感謝します!

 

Uma Mukkara & Karthik Satchitanand

(LitmusChaosの共同制作者兼メンテナー、ChaosNativeの共同設立者)。


この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。

Harnessに関するお問い合わせはお気軽にお寄せください。

お問い合わせ