2022年3月22日
ニュース
製品アップデート
Harnessからのお知らせです。ご覧ください。
CNCFプロジェクトLitmusChaosの生みの親であるChaosNativeを買収
Harnessソフトウェアデリバリープラットフォームにカオスエンジニアリング機能を追加し、企業の耐障害性目標の達成を支援
新モジュール、Harness Service Reliability Management(SRM)はCI/CDパイプラインにサービスレベル目標(SLO)を組み込み、信頼性の低いコードを本番環境に流さないことを保証
しながら、開発チームの作業をスピードアップ
新モジュール、Harness Security Testing Orchestration(STO)はセキュリティスキャンとガバナンスを自動化し、導入前に脆弱性を修正可能に
サンフランシスコ発 2022年3月22日 ソフトウェアデリバリープラットフォームを提供するHarness Inc.は、本日、人気の高いCloud Native Computing Foundation(CNCF)オープンソースプロジェクトLitmusChaosの創始者であり、カオスエンジニアリングのための高い拡張性と安全性のエンタープライズプラットフォームChaosNative Litmusを提供するChaosNative Inc.を買収して、プラットフォームを大きく拡張したことを発表します。また、Harnessは、開発者がより迅速に信頼性と安全性の高いソフトウェアを提供できるように、2つの新しいモジュールを発表しました。
Harness Service Reliability Management(SRM)モジュールにより、チームは最新のソフトウェア信頼性プラクティスを採用し、SLOを使用してソフトウェアデリバリーライフサイクル(SDLC)を積極的に管理することができます。CI/CDパイプラインでSLOをアクティブに管理する初のソリューションとして、Harness SRMは、SLO違反や低いエラーバジェットといった信頼性の問題に起因する摩擦を、信頼性チームが排除できるよう支援します。エンジニアリングチームの本来の任務はビジネス価値を高めるための新機能を迅速に追加することですが、信頼性の問題があると、サービスの安定化、あるいはデプロイの全面的な停止に注力せざるを得なくなります。
Harness Security Testing Orchestration(STO)モジュールは、デプロイメントにおけるセキュリティーを強化し、ソフトウェアデプロイメントプロセスにおける開発者とセキュリティーチーム間の脆弱性や目的の衝突を減らすことで、企業がビジネス価値をより迅速に提供できるよう支援します。Harness STOは、セキュリティ問題を手動で追跡する手間とリスクを排除するだけでなく、デプロイを遅らせる手戻りを最小限に抑えます。
ChaosNativeのカオスエンジニアリング機能は、今四半期中にHarnessプラットフォームで利用可能になる予定です。Harness SRMとHarness STOは、いずれもHarnessソフトウェアデリバリープラットフォームと密接に統合されています。お客様は、既存のツールで各モジュールを独立して導入することも、Harnessの全モジュール(CI、CD、Feature Flags、Cloud Cost Management、SRM、STO、カオスエンジニアリング)を一緒に使用して強力で統一された最新のソフトウェアデリバリーパイプラインを構築することも可能です。
「開発者は、ビジネス価値を高め、収益を増加させ、エンドユーザーを喜ばせるために、高い耐障害性、セキュリティー、信頼性を備えたソフトウェアを迅速に提供しなければならないという強いプレッシャーにさらされています。しかし、信頼性、耐障害性、速度は相反する目標とみなされており、すべてを最適化しようとする労力とストレスは、開発者の体験を低下させます」とHarness社CEOのJyoti Bansalは述べています。「ChaosNativeの買収、Harness SRMおよびHarness STOの追加 により、Harnessプラットフォームは、速度、耐障害性、信頼性およびセキュリティーのギャップを埋め、開発者が迅速かつ確実にビジネス目標を達成できるようにするとともに、比類ない開発者体験を提供します」
Harness Chaos Engineering、カオスエンジニアリングのパワーをHarnessソフトウェアデリバリープラットフォームに導入
Harnessは、ChaosNative LitmusをHarness Software Deliveryプラットフォームに統合し、実績あるカオスエンジニアリングのソリューションを顧客に提供します。Harness Chaos Engineeringは、分散環境におけるアプリケーションの信頼性向上、信頼性向上の追跡、コストのかかる計画外ダウンタイムの回避、平均解決時間(MTTR)の短縮、そして顧客により良いエンドユーザーエクスペリエンスを提供するものです。ChaosNativeの高度なテスト機能とHarnessのソフトウェアデリバリープラットフォームを組み合わせることで、開発者チームはサービスの信頼性をコントロールすることができるようになります。ChaosNativeの買収は完了し、今四半期中に統合が一般的に利用可能になる予定です。
Harness SRMで速度と信頼性のバランスの問題を解決
エンジニアと信頼性チームは、信頼性の低いデプロイメントに起因するダウンタイムや評判の低下から組織を守ると同時に、エンドユーザーに価値と新機能を可能な限り迅速に提供するという、最終的に同じ目標を共有しています。この 2 つのチームは、ビジネス価値を実現するためにソフトウェアをより速く提供しようとするソフトウェアエンジニアのニーズと、ロールバックを回避し稼働時間を最大化するために慎重なデプロイメントを優先する信頼性チームのニーズのバランスを取る必要があります。顧客満足を得るためには、速度と信頼性の両方が必要です。そこで、Harness SRMは以下のようなソリューションを提供します。
Harness SRMの詳細については、こちらをご覧ください。
ウェブサイト:https://harness.io/products/service-reliability-management
ブログ:https://harness.io/blog/product-updates/introducing-service-reliability-management
Harness STO、ソフトウェアデリバリーライフサイクルを通じてセキュリティースキャンとガバナンスを自動化
Harness STOにより、開発者はセキュリティー脆弱性の少ない、より深刻度の低いデプロイメントを作成することができます。これにより、通常セキュリティーチームが発見する潜在的な問題をデプロイ前に発見し修正することができるため、市場投入までの時間を短縮することができます。さらに、デプロイ前に開発段階で脆弱性を検出することで、セキュリティーチームがデプロイ時に脆弱性を発見した場合に必要となる手戻りを大幅に削減でき、新しいアプリケーションや機能の市場投入までの時間を遅らせるリスクも回避できます。
Harness STOの特徴
Harness STOの詳細については、以下をご覧ください。
ウェブサイト:https://harness.io/products/security-testing-orchestration
ブログ:https://harness.io/blog/product-updates/introducing-security-testing-orchestration
Harnessについて
Harnessは、完全なソフトウェアデリバリーのための唯一のエンドツーエンドプラットフォームです。エンジニアリングチームとDevOpsチームがアプリケーションを本番環境にリリースす るための、シンプルで安全かつセキュアな方法を提供します。Harnessは、機械学習によりデプロイの品質を検出し、失敗したものを自動的にロールバックします。これにより、時間を節約し、カスタムスクリプトや手動での監視の必要性を減らし、エンジニアの休日出勤をなくします。Harness Inc.はサンフランシスコに拠点を置いています。詳しくはTwitterの@harnessioとharness.ioをご覧ください。
この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。