2022年1月の製品アップデート:製品機能、イベント、ウェビナー、HarnessUなど、最新情報をご覧いただけます。
皆さんは休暇を楽しまれたでしょうか?Harnessでは、仕事をし、遊び、リラックスし、そしてまた、企業がソフトウェアを迅速かつ安全に構築し提供するために必要なあらゆることに一所懸命取り組みました。正直なところ、私たちはこの仕事が大好きなので、仕事という感覚はあまりないのです。
1月にHarness Community Editionのリリースという大規模な発表がありました Harness Launches Source Available Continuous Delivery
Harnessの各エディション(価格ページから)
新機能
CI
- ビルドインフラとしてのAWS EC2 WindowsインスタンスとLinuxインスタンスへの対応 – これにより、WindowsやLinuxベースのVM、Dockerコンテナ、またはホストマシン上で直接ビルドを実行するための新しい機能が提供されます。これはDockerコマンドを直接実行する必要がある場合にも便利です。k8sでDockerコマンドを実行するには、VM上で実行するのとは異なり、特権モードが必要です。
- Windowsでの.Net Frameworkのサポート – ユニットテストの実行時間を最適化と短縮のために、Test Intelligenceを.Net Frameworkのアプリケーションで使えるようになりました。
Harness CI Enterprise独自のTest Intelligence を利用するメリット。
CD
- コネクター設定時にバリデーションをスキップ – ServiceNowとArtifactoryのコネクターに‘Skip Validation’ (訳注:検証をスキップする)チェックボックスが導入されました。このボックスをチェックすると、ユーザーは作成・更新時に資格情報の検証をスキップして実行できるようになります。チェックボックスが選択されていない場合、デフォルトの動作が適用されます。
- Terraform Provisionersで Assumeロールが使用可能 – TerraformのプロビジョナーでAssumeロールを使うと、デリゲートがTerraformにアクセスすることを想定して、インラインでクレデンシャルを提供する必要がなくなるようになりました。フィーチャーフラグ:TERRAFORM_AWS_CP_AUTHENTICATION の後に新しい機能を提供します。
- GQL経由でクラウドプロバイダーを設定するためのIRSA認証情報 – IRSAの資格情報を使って、GraphQL API 経由でクラウドプロバイダーを設定できるようになりました。
Feature Flags
パイプラインによるフィーチャーフラグ管理
- パブリック API – ユーザーはAPIを使用して、システム内でプログラム的に機能フラグを作成、編集、管理できるようになりました。UIを使うだけでなく、API を活用して、チームが通常行っているフィーチャーフラグの管理作業の一部を自動化できます。お好みの方法で作業を進めながら、より速く進められます。
- シングルアクセスポイント向けプロキシーサービス – Harnessへのオープンコネクターを1つだけ持ちたいお客様は、プロキシーサービスを使用して、単一のアクセスポイントを介して複数のサーバーまたはストリームに接続できます。Enterprise版では、障害発生時にフラグ状態の回復力を生み出し、エアギャップのある環境でのチーム作業を可能にします。
Cloud Cost Management
- 自動停止ルールのスケジュールを修正 – リソースの稼働・非稼働に関係なく、稼働時間や停止時間の固定ウインドウをスケジュールできるようになりました。設定は簡単 で、ルールごとに複数の固定ウインドウを設定することができます。このため、DevOpsチームがこれらのシナリオを処理するために追加のスクリプトを維持する必要がなくなります。
- Azure VMsのインベントリ管理 – ユーザーは、コスト、利用率、関連タグを含む専用のOOTB BIダッシュボードで、Azure VMs のインベントリーを管理できるようになりました。
Harness University
新しいモジュールとコース:
Harness University に新しいコースが加わりました。
Harness Security Foundations: このパスでは、Delegates、Role Based Access Control(RBAC)、Authentication and Authorization、Auditing and Governance、Secrets Management、Security Best Practice、Harness Securityなどのさまざまなセキュリティートピ ックをカバーしています。
Deployment Verification: このコースでは、デプロイメント検証のコンセプトと、Harness内での検証ステップの設定方法について説明します。
Application Architectures: このモジュールでは、さまざまなタイプのアプリケーションアーキテクチャーと、モノリシックからマイクロサービスやコンテナへの進化を紹介します。
Harness University ライブ:
今年から Continuous Integration とFeature Flags のライブトレーニングを開催します!
- 2022年2月14日、15日。 Harness Fundamentals, 午前6時~午前9時(太平洋標準時)。
- 2022年2月16日:Harness Administration、6時~10時(太平洋標準時)。
- 2022年2月17日 Harness Continuous Integration and Feature Flags, 午前6時〜午前9時(太平洋標 準時)
2月以降のお申し込みは、ライブイベントカレンダーをご覧ください。
Harness Community
コミュニティーフォーラム:
ミートアップ:
- Harness CD Community Edition ミートアップ 2022年1月19日
- DroneCIミートアップ 2022年1月26日
今後開催されるHarness Community Meetupへの参加登録は、以下をご覧ください。https://meetup.com/harness.
注目のプレスリリース
イベント情報
- Developer Week - 2月2日〜2月4日
- Topgolf Schaumberg - 2月17日
- West 2022 -2月15日〜2月18日
- NADOGダラス 2月16日
- Rocky Mountain Cyberspace Symposium 2月21日〜2月24日
- ウイスキーテイスティング 2月24日
- エグゼクティブ・ワインテイスティング 2月24
今後のウェビナーと新しいオンデマンドコンテンツ
今後の展望
今後、数週間から数カ月の間に、以下のようなことが予定されています。
CI
- .Net Core サポート - ユニットテストの実行時間を最適化および短縮するために、.Net Core アプリケーションで Test Intelligence を使えるようになりました。
- CIステップの自己署名証明書対応
- OSXのサポート – OSXのマシン上でビルドを実行し、Amazonの物理マシン上で直接実行できるようになりました。
- プラグインカード – プラグインがビルドサマリービューに視覚化を提供することで、DroneのUIを拡張できるようにします。この機能により、ビルドで何が起こっているかというハイレベルな洞察を 一元的に提供し、開発者はバグや不具合をより早く特定できるようになります。本機能は、2021年第2四半期にHarnessプラットフォームに追加される予定です。
CD
- シェルスクリプトのタイムアウトエラーは、新しい失敗戦略で処理される」 - シェルスクリプトがタイムアウトした場合の失敗戦略と、それ以外の失敗のための別の戦略を持つことができるようになります。これはFeature Flagの後に置けるようにする予定です。
- ワークフローイベントのイベントルール – これまでパイプラインイベントのみに対応していたイベントルールを、ワークフローイベント(ワークフロー開始、ワークフロー終了、ワークフロー一時停止、ワークフロー継続)にも対応するよう拡張します。ワークフローが直接実行される場合と、ワークフローがパイプラインの一部として実行される場合の両方で、これらのイベントを送信します。これは、同じフィーチャーフラグであるAPP_TELEMETRYの後に置くことになります。
- フェーズ拡張後のプロビジョナーのRollbackに対応 – MVPの一環として、ワークフローとステップレベルでRollback Provisioners after Phasesという新しいオプションを障害対策でサポートするようにしました。この機能は、手動によるアクションを待っている間や、手動でRollbackをトリガーす る間にも拡張されます。これは、同じフィーチャーフラグであるROLLBACK_PROVISIONERS_AFTER_PHASESの後に置かれる予定です。
- Githubウェブフックシークレットをトリガーに必須とする - この変更により、全てのgithubトリガーにウェブフックシークレットを含めることを必須とするか、さもなければ呼び出しに失敗するかが、アプリレベルで設定されます。これは、機能フラグである GITHUB_WEBHOOK_AUTHENTICATIONの後で設定できます。
- ステップ名の式 - この変更により、ステップ内で式を使いステップ名にアクセスできるようになります。
- 特定のホストを対象とするインラインホストのサポート - この変更により、特定のホストを対象とするインフラの定義に存在しないホストを提供できるようになります。また、ホストのリストを参照する式を提供するオプションもあります。これは、FF - DEPLOY_TO_INLINE_HOSTS の後に置くものです。
- 非コンテナの Azure App Servicesのサポート - これを使用すると、ARTIFACTORY、NEXUS、JENKINS、AZURE_ARTIFACTS などのアーティファクトソースから Azure Web App で war、nuget、zip をデプロイできるようになります。これは、AZURE_WEBAPP_NON_CONTAINERというフィーチャーフラグの後で設定できるようにする予定です。
- バックオフ戦略によるクラウドフォーメーションオペレーション - 全てのCFオペレーションで指数関数的なバックオフ戦略をサポートする予定です。これは、いくつかのアカウントレベルのデフォルトを設定することで設定可能なものになる予定です。
- SSH サービスのインスタンス同期 - SSH デプロイメント(PDC、AWS、Azure)のインスタンス同期を提供し、サービスダッシュボードにこれらのサービスで稼働しているインスタンスのリアルタイムの値が表示されるようになりました。
- Deprecated -force fromTerraform Destroy for version 15 - Terraform version 15では、-forceオプションは非推奨とされました。Harness でも同様に非推奨とします。
Feature Flags
- 新しいSDK
- 永久無料とチームプランへのアクセス - ユーザーは、永久無料でフィーチャーフラグを使用できます。また、規模を拡大する必要がある場合は、リーズナブルなコストでHarnessプラットフォームに参加できるチームプランが用意されています。
- ターゲット管理のUXアップグレード - フラッグのターゲット管理をより良くする方法について、お客様からフィードバックをいただきました。このフィードバックに対応し、来月には大きなUXの改善を実施する予定です。
Cloud Cost Management
- AutoStoppingサマリーページの強化 - これらの強化により、ユーザーはAutoStoppingルールを検索、ソート、フィルターするためのさまざまなオプションを利用できるようになります。節約量、名前、最後のアクティビティーでルールを並べ替えることができます。さらに、名前、ホスト名、クラウドプロバイダーを使用して検索やフィルタリングすることも可能です。
- AutoStoppingカスタム除外 - ユーザーは、AutoStoppingルールに関連付けられたリソースの起動から特定の種類のトラフィックを除外することができるようになります。これらの除外されたトラフィック要求が検出された場合、インスタンスは停止状態のままとなります。
- ワークロード推奨の強化 - これらの強化により、推奨を提案する際に考慮される過去の使用率メトリックにバッファーを追加できます。さらに、Kubernetes ポッドの QoS (Quality of Service) を Guaranteed または Burstable として指定できるようになる予定です。
- ノード推奨の強化 - このアップデートでは、ワークロード推奨と同様に、推奨を提案する際に使われるCPU/メモリー利用率の履歴メトリックに同様のバッファーが提供されます。また、優先するノードインスタンスファミリーを指定する機能が提供されます。
では、2月中にどんなことを実施できるか、お楽しみに。
この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。