ついに登場!Harness CEとオープンソースプロジェクトLitmusのユーザーがプロジェクトに貢献で きるように、48の実験が含まれています。
本日、Harness Software Delivery Platformの最新モジュールであるHarness Chaos Engineering(CE)のパブリックプレビューを開始しました。Harness Chaos Engineeringは、より耐障害性の高いシステムを提供できるようチームを支援し、経済的にも評判的にも痛手となるダウンタイムから組織を守ります。
Harness CEを使うと、DevOpsおよびSREチームが意図的に障害シナリオ(「カオス」)を作成し、デプロイメントの耐障害性と信頼性に関わる潜在的な問題を特定できます。これらのシナリオは従来の単体テスト、統合テスト、システムテストの枠を超え、本番環境におけるランダムな障害がどのようなものかをより忠実に表現しています。定義された障害シナリオ下でシステムがどのように動作するかのインサイトにより、チームはアプリケーションとインフラストラクチャーに存在する弱点を理解し、コストのかかるダウンタイムを防止するための耐障害性を積極的に作り出せるようになります。
システムの耐障害性を高めるカオスエンジニアリング
Harness Chaos Engineeringが提供するカオス実験には、システムレベルの障害シナリオがいくつかあります。
- Kubernetesのポッドが削除されても、システム検証機能は残ります。
- ポッド、ノード、アプリケーション、インフラストラクチャーの各レベルでCPUとメモリを占有します。
- 遅延の増加やネットワークの不備、DNSの障害など、ネットワーク上の課題を注入できます。
- VMware環境における仮想マシンは、定義された時間だけ停止させ、その後再起動できます。
カオスエンジニアリングの次の進化形
カオスエンジニアリングは、ソフトウェアデリバリーにおいて急速に普及し つつある概念です。Harness CEは、カオスエンジニアリングのニーズを満たす他のソリューションとは一線を画しています。ここでは、カオスエンジニアリングによる信頼性の高いシステムの実現を支援するHarnessのユニークな点をいくつか紹介します。
- できるだけ多くの実環境での障害実験を網羅することは、より信頼性の高いデプロイメント、ひいてはダウンタイムの低減につながります。Harness CEには、どのプロバイダーよりも多くの実験が用意されており(記事公開時点で48)、さらにHarness CEとオープンソースプロジェクトLitmusのユーザーがプロジェクトに実験を提供することも可能になっています。ユーザーがアクセスできるライブラリーには、ダウンタイムの影響から保護するためのさまざまなカオス実験が継続的に追加されていくということです。
- 信頼性の高いシステムを作ることはチームスポーツです。多くのチームは、信頼性の創造に役立つカオス実験からの情報を必要としています。関係者全員が必要なアクセスや情報を得られるように、Harness CEはCI/CD、GitOpsへの統合や、既存の観測可能なツールとの統合を提供します。今日の市場にある他のカオスソリューションは、Harness Chaos Engineeringほどパイプラインを意識しておらず、またはパイプラインに統合されていないた め、システムの信頼性を高める取り組みを加速させるために必要なSRE以外のチームが排除されています。
- システムのどこに脆弱性が存在するかの情報は、非常にセンシティブな情報です。Harnessは、セルフホスト型、オンプレミス型、エアギャップ型のCEをサポートすることで、実行されたすべての実験とその結果について、エンタープライズレベルのセキュリティとプライバシー管理を実現します。さらに、Harness CEは、完全にプライベートなカオス実験リポジトリー(「Private Chaos Hub」)をサポートし、実行したい実験と作成した実験の両方を格納できます。システムを強化するために実行している実験も完全にプライベート化することができます。
Harness CEを始める
Harness CEは、システムレベルのダウンタイムを回避するために、現在の市場で最も完全で包括的なカオスエンジニアリングソリューションを提供します。
利用開始方法や詳細については、こちらをご覧ください。
この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。